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  • 2012.08.10 Friday
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告知以降〜手術まで

手術に向けての買い物

  まだ、手術を決めかねています。

 でも、来週の水曜日の外来では決めなければなりません。そして、前回の外来でもらった「婦人科手術を受けられるみなさんへ」というプリントにのっているものを買いそろえなければなりません。

 手術は決めかねています。でも、決まれば次の日曜には入院。そういうわけで、「無駄になってもかまわない」と自分に言い聞かせて買い物を始めました。
 .丱好織ル3枚
  これは、入院にあたって必要なタオル類とは別に必要なのだそうです。何に使うのかわかりませんが、大判の方がよいかと思い、ネットで検索。
 それでなくても、気持ちがめいっていることを考えてキティちゃんやリラックマ、ガチャピンなどのキャラクターものを購入しました。それぞれ1500円くらいでした。

 ∧帯(2〜3枚)
 術後の創部を保護するために必要なのだそうです。病院の売店でも購入できるらしいのですが・・・

  

         
 
 Mariaは太っています。ですから、売店で売られているMサイズとかだと、多分入りません。そんなわけで、ネットを検索・・・。
 経験者のブログより、ワンタッチタイプのものがよいとの情報があり ケンコーコムさんでLLサイズまで売られていることがわかりました。
 普段の服を買う感覚で「白十字」のLLを注文。届いたものを試着しましたが、ちょっと大きすぎました。衛生用品のため、交換はできませんから手芸展でマジックテープを購入して内側にぬいつけて利用することにしました。
 幸い、お試しということで1つしか注文していなかったため、次はLを注文。送料の関係で今回は「ヌーベル」というちょっと高いものになりました。届いたので試着。今回は大丈夫でした。試着した感覚では、値段が高いからといって特に差があるようには感じませんでした。安い方でよかったかもしれません。今後、購入される方はご参考になさってくださいね。
 ちなみに、術後1ヶ月は使用するらしいので3枚目を注文しました。多分、入院には間に合うと思います。だいたい到着までに5日くらいかかりました。

 T字帯
 これは、悩みました。最近は、T字パンツという使い捨てのものもあります。また、サイズが結構ばらつきがありました。
 Mariaは大きいので、余裕がありそうなもの・・・といろいろと検索した結果、カワモトというところが出しているT字帯に決めました。近所のドラッグストアでは取り扱っていなかったので、やはりインターネットで決めました。
 T字帯自体は安い物ですが、「○円以上送料無料」ということで、結局あまり安くない他の物も購入しました。
 ちなみに、カワモトのT字帯にはいくらか種類があるのですが、防水シートなどがついていない一般的なものだと2サイズありました。Mariaは「紐がながくてく結びやすい。」と書いてあった紐が190僂里發里坊茲瓩泙靴拭

   
 だ蕎綿
 入院するときに、1箱必要とのこと。T字帯と一緒に2箱購入しました。どうせ、退院後も必要だと思いましたので。
 ただ、某コミュで「入院してから売店で購入してレシートをもらって、医療費控除の申請に・・・」というアドバイスをいただきました。うーん、ちょっとうっかりしていました。
 領収書をおいておくべきでした・・・。

 ゥ淵廛ン
 これは、今までの買い置きがたくさんありますので・・・。
 普通用1袋、と書いてありました。
 これまでに買いだめしたものはどうしよう・・・。
 摘出手術したらいらなくなりますからね。

 これが悲しいです。もう女性ではなくなってしまうようで・・・。
 友達にも、「卵巣をとらないといけないかもしれない」くらいしか話していませんので、あげるわけにもいきません。
 突然の告知からまだ1ヶ月と少し。
 悲しいことばかりです。

 α鯵きのネグリジェタイプのパジャマ2枚
 →これは、病院で借りられるそうです。サイズ、大丈夫かしら。でも、前回の搔爬のときに手術着をお借りしましたが、Lサイズでも十分入りました。だから多分大丈夫・・・と信じることにしましょう。
 おそらく、出血などで汚れることでしょう。自前だと選択も大変ですから、お借りできると助かります。

 У曚ぐみ・介護用マグ
 もう使うこともないかな?と思いダイソーで購入。口に含むものなのですぐに袋から出して中性洗剤で洗いました。

  


  
 その他
 普通のパジャマ・・・これは4枚購入しました。
 サーモマグ・・・割れにくいコップとあったので

  

 カラトリーセット
 パジャマ・・・
 でも、この時期はネルやフリースの分厚いものばかり・・・
 病棟は暖房がききすぎていて、とても暑いのです。だから薄手のものを探すのが結構大変でした。
 でも、セシールさんにはいろいろな厚さの生地のものがそろっていて、とても助かりました。サイズも豊富でしたしね。
 ヘアーバンド・・・リラックマのにしました。
 鏡       ・・・同じくリラックマ。せめてリラックスしたくって。
  • 2012.01.14 Saturday
  • 22:17

告知以降〜手術まで

セカンドオピニオン

  明日、セカンドオピニオンに行きます。
 主治医には、「手術はしたくない。」ということを伝えました。でも、ホルモン療法はしてもらえないとのこと。これについては、あまり詳しい説明はありませんでした。
 察するに、以下の項目がひっかかったのでしょう。

 ’齢(ホルモン療法は40才未満=Mariaはちょうど40才)と

 ■贈唯瓢愎
  30以下、
  30〜35以下は注意して行う、
  Mariaは「注意して行う」というカテゴリーに入ります。

 つまり、リスクをおかしてまではやってもらえないということなのでしょう。もちろん、ホルモン療法をしてもきかないこともあるし、(約70%の人に効果があるとされています)再発する人もいます。(約半数)
 まだまだ確立された治療法ではないのです。
 でも、切りたくないのです。
 いやなのです。

 主治医(ファーストオピニオン)がノーといえば、自分でやってくれそうな病院を「病気の」患者が自分で探さなければならないのです。医師ならばともかく、患者は素人です。情報だってあまりありません。
 結局、県立のがんセンターをセカンドオピニオン先に決めました。後で、某コミュで知り合った方にお聞きしたのですが、がんセンターというところは、温存よりも手術をすすめるのだそうです。
 知っていれば、そんなところに行かなかったのに・・・。

 手術をすすめる人(医師)が、意地悪ですすめるのではないことはわかっています。命を優先してくれているのでしょう。より、安全で確実な医療を・・・。
 でも、人はただ生きていればよいのではありません。
 子宮や卵巣は、女性にとって、それはそれは大切なものなのです。医師のほとんどは、まだ男性。男性にはそんな女性の気持ちはわからないのでしょう。
 「気持ちはわかるけれど、どうしようもない。」と言われましたが、Mariaの気持ちなんてわかるはずがありません。

 セカンドオピニオンは、自由診療です。それでなくとも?結構検査などにお金がかかっていますが、さらに数万円(2〜3万円)負担しなくてはならないことになっています。
 これだけセカンドオピニオンが一般的になっているのに、どうして保険が適用にならないのでしょう。
 患者は、わらにもすがる思いなのに。

 わたしたちがん患者は、生きたいと願っています。
 わたしたちがん患者は、まだ生きているのです。
 わたしたちがん患者だって女性です。
 とりたくないのです。
 リスクを背負ってもよいと言っているのです。

 だから、耳を傾けて欲しいのです。

 医師は、どんな気持ちでわたしたちに告知するのでしょう?
 医師は、どんな気持ちでわたしたち患者の訴えを聞いているのでしょう?
  • 2012.01.16 Monday
  • 21:46

告知以降〜手術まで

セカンドオピニオン〜ホルモン療法と手術の狭間で〜

  今日は、セカンドオピニオンに行ってきました。

 主治医の先生は、人間味がある方でそれなりに信頼しています。でも、まだお若く(30代)臨床経験や説明においては、正直納得できない部分があります。
 特に、手術で大切な、たった一つしかない子宮を摘出しなければならないとなれば、決断できません。

 今回は、主治医の方からセカンドオピニオンのことを切り出してくれたので感謝しています。
 いろいろと悩みましたが、がんセンターへ行ってきました。

 現在の診断;子宮体がん 類内膜腺がん G1(高分化型)
         臨床進行期1期
 
 持参したもの;MRI、PETの画像が入ったDVD、
          主治医の紹介状、自作の質問状

 料金は、自由診療なので30分10000円、以後15分2500円が可算されます。返書を書く時間も含まれます。

 15時に予約していました。15時ちょうどに前の方(多分ここの患者さん)がでてこられて、15分ほどしてから呼ばれました。この間に持参した画像データをみておられたようです。

 時間との闘い、ということで、こちらの方から切り出しました。

 ー蟒儖奮阿亮N屠,呂覆い任垢?
  →それはホルモン療法のことですか?「そうです。」
    類内膜腺がんで、G1、1期相当なので、不可能ではないが、肥満の方には勧められない。血栓症になる可能性がある。肥満はそのリスク因子になる。

  →リスクは覚悟している。それで結果的に寿命を縮めても、一度も試さずに手術してしまうと、わたしは一生後悔すると思う。BMIは、ぎりぎりセーフのはずです。

 →BMIが35の人と34の人とでは、数値としては境界線があるかもしれないけれども、リスクとしてはかわらないと思います。要は、それだけのリスクを冒してまですることかどうか。若年性とはいっても、20代ならやってみる価値はあると思うがあなたにはすすめられない。
 
 →絶対にダメですか?

 →絶対ということではない。医大でも絶対と言えばやってもらえるはず。

 →ダメと言われた。よそを探してと。ここでは、無理ですか?
1度だけでいいんです。1ヶ月だけでも試したいんです。

 →やるならば、最低3ヶ月。だいたい3〜6ヶ月やらないと効果はない。ただし、血栓症などの合併症のリスクを伴う。それで命を落とすこともある。うちでは勧めない。

 →それでは、どこかやってもらえる病院を教えて欲しい。

 →それは、別にやってくれる病院はあると思う。薬を処方して搔爬の処置ができればよいのだから。個人の病院でもできる。

 →では、ここに転院すればやってもらえる可能性があるのか?

 →医大でもやれるはずだが。頼んでみてはどうか。

 →絶対にできないと言われた。カンファレンスにかけたけど、うちではできないことになった、と言われた。

 →カンファレンスというのは、あくまで相談の場。やる、やらないは個々の医師の問題。どうしてもというのであれば、できないことはない。

 →でも、やらないと言われた。ここへ転院したらやってもらえるのか?

 →どうしても子宮を残したいのか?

 →残したい。

 →ホルモン療法については、自分の臨床経験からして効くのは60%程度。その本(治療ガイドラインをかばんに入れているのを見つけられた)にも書いてあると思う。多少のばらつきはあると思うが・・・と本のページを開いてみせてくれる。
 本によって、効果の差はあるが、症例が少ないので50〜100と施設によってばらつきが大きく一般的とはいえない。自分が言えるのは、せいぜい60%にしか効かないということ。ホルモン療法中にがんが進行して、亡くなった人もいる。
 そもそも、子宮を残すということは病巣を残すこと、つまりがんは残ったままということになる。
 確かに、ホルモン療法は治療成績は良いと考えられるが、その効く、効かないということ、何%か、ということをどう考えるかということ。
 ホルモン療法中には、定期的な検診が必要。

 →では、化学療法はどうか。内膜のがんであれば、内膜の部分をとってしまって、後は抗がん剤治療をするという方法は?日本は化学療法はレベルが高いと聞いた。

 →それは、搔爬をしてから抗がん剤を使用するということか?

 →そういうことになると思います。

 →それは、日本ではやっているところはないと思う。ガイドラインから外れることになる。ガイドラインから外れたらダメというわけではない。しかし、みんなが言っていることはある程度正しい。それなりにエビデンスに基づいている。だから、ガイドラインに沿った治療をしている。それなりに安全性が確認されているから。

 →では、子宮の一部を残せないか?

 →固形がんは、とりきらないと治療とはいえない。病巣は全部取り除かなければ根治にはならない。

 →では、ホルモン療法の方がまだましということか?

 →そういうこと。だが、すすめられない。

 →では、卵巣だけでも残せないか?

 →卵巣を残すことには、賛否両論あるけれども、できないことはない。自分の経験では、若年性の場合10%に卵巣がんが見つかっている。この10%をどう考えるか、ということ。10人に1人は見つかっているということ。つまり、よくない結果に終わった人もいるということ。本によって数値に差はあるが、若年者の方が転移が多い。

 →そもそも、本当にがんか?腫瘍マーカー(CA125)の話も主治医からはなかった。

 →腫瘍マーカーがでるのは、40%くらい。でなくても不思議ではない。がんかどうかを決めるのは、組織診断。

 →その組織が自分のものかどうか、確認はできない。

 →そこまで疑うと、がんの治療自体が成り立たなくなる。

 →全く自覚症状がない。痛くもない。

 →卵巣がんや子宮体がんでは、痛みは伴わない。卵巣がんの場合は、卵巣が腫れてお腹がでてきておかしいと思って初めて受診して見つかる場合が多い。自覚症状はなくて当たり前。

 →腹痛が続いているが。

 →この画像を見る限りでは、がんは関係ない。

 →PETでは「卵巣へのがんの転移が認められない」
  MRIでは「卵巣内のがんの存在を否定できない」
  どちらを信じればよいのか?

 →MRI画像をみた限りでは、卵巣へのがんの転移とまではいえない。●側が怪しいと思う。ここが毛羽立っている。こういうところに、がんがいる場合がある。

 →では、あやしくない△側だけを残すことはできるか?

 →それはできると思う。医大でもそういわれただろう?

 →全部とるとしか言われていない。

 →残す余地はあると思う。片方でも残っていれば、ホルモンも出すから。ただ、先ほど言ったようなリスクがある。

 →では、死んでもいいから、リスクがあってもいいから残してほしいと言えば残してもらえるのか?

 →それは、自分で決めて責任を負うということであれば、ダメとは言わないだろう。△側は残しておく可能性がある。
 手術中に、肉眼で見て問題がなければ残してもよいだろう。
 だが、安易に残して大丈夫とはいえない。
 がんで死ぬ人もいる。

 →今から子宮頸がんワクチンをしても手遅れか?

 →性交するのであれば、手遅れではない。しかし、体がんには効かない。

 →受けられる治験はないのか?

 →今はない。

 というやりとりが続き、この件に関してはこちらの粘り勝ち?で「うちではすすめないが、絶対にダメとは言えない。というところまでこぎつけました。
 そのうえで、「でもね、わたしの臨床経験からすると、効果があるのは6割です。後の人には効きません。リスクをおかして、血栓ができることを心配しながらしてもね。そうやって治療に失敗して、命を落としてしまった人を何人もみてきた。だから、わたしは勧めれないんですよ。子宮と命の重さをてんびんにかけたとき、わたしは命の方が重いと思うんですよ。生きていれば、これからだって・・・ね。」と。
 また、Mariaの卵巣の画像を見て、
「あなたは多嚢胞性卵巣の可能性がある。これは、太っている人に多いのですが、排卵障害があったり、生理不順があったり・・・」と妊娠の可能性が低いことを説明。
 そのうえで、「もう一度、命と子宮を残す意味を考えてみましょう。」と。
「子宮を残す意味は、妊娠するかしないか。もし、妊娠しにくいのであれば、残しても意味がない。放射線をあててしまったら、その時点で臓器としては残るけれども機能は失われてしまうから同じこと」
 だと。
 でも、いろいろと調べて行ったことやガイドラインや患者への解説書を持っていることに気付いて「よく調べたね。がんばったね。」とねぎらいの言葉をかけていただきました。

 最後の方は、Mariaも半泣き。母はうつむいていました。そして母は「もう、わたしは手術をうけてほしいと思うのですが、どうしてもと言うので・・・」ととても辛そうに言いました。
 先生も根負けしてきて、手術日まで日があるのなら・・・というニュアンスのことを言いかけました。でも、来週であることがわかると、「それなら、まだ初期ですすんでいない間に手術してしまった方がいい。もう一度よく考えて。今なら、画像から判断すると1a期と思われるから。」とのこと。50分くらい話して終了。一旦外へ出て、お返事ができるのを待っていました。
 お返事をとりにもう一度部屋へ入ると、「よく考えてね。お母さん、手術をうけて欲しいと思われているみたいだから。命を大切にしてほしいと思います。がんばってね。」と。そばにいた看護師さんは涙ぐんでおられました。わたしもほろっときました。医師もとても辛そうでした。

 がんセンターは、がんを患った人ばかりが来るところ。医師も看護師もとても温かくて、説明も丁寧で、本当によかったです。もし、わたしにもう少し時間があったら、がんセンターに転院するのに・・・とそれだけが残念でした。
 とても意味のあるセカンドオピニオンでした。

 今夜もう一晩悩んで、そして結果を出したいと思います。
  • 2012.01.17 Tuesday
  • 21:52

告知以降〜手術まで

術前最後の外来

  セカンドオピニオンの翌日に、最後の外来へ行きました。
 術前外来には、のらくろ先生ともう一人ベテランの先生(別の日に術前外来をやっている先生=いがぐり先生とよびます)が座っていました。
 しゃべるのは、のらくろ先生。いがぐり先生はよこでパソコンを見ながら、さりげなく話を聞いているだけでした。

 「セカンドオピニオンどうだった?どのくらい時間とってもらえた?」
 「1時間ぐらいです。」
 「じゃあゆっくり話せてよかったね。」
 「・・・。そうですね・・・。」
 「うちとあまり変わらなかったでしょう?」
 「・・・。」

 そんなことはありません。がんセンターではホルモン療法はできないことはない、と言われました。でも、夕べ両親と相談して、手術を決めました。だから、そんなことを言い返しても、無駄だと思いました。
 ただ、先生の認識を確かめたいという気持ちになりました。

 「先生、卵巣は残す価値があると言われましたが。」
 「全部とる、という話にはならなかった?」
 「残せると。自己責任で。残してもらえますよね。」
 「基本的には、全部摘出ですね。」
 「残したいんです。自己責任で。」
 「では、術前のカンファレンスで相談してみます。」
 「片方でいいんです。がんセンターでは片方の卵巣は怪しいと言われたので、怪しくない方を。」
 「???画像を見る限りでは、どちらも同じだけどね。」
 「でも、毛羽立っていると。●側です。」
 先生は、かなり画像をみておられましたが、とうとうMariaの言うところを見つけることができませんでした。隣にいたいがぐり先生も一緒に探していましたが、やっぱりわかりませんでした。
 やっぱりがん専門の病院と大学病院とでは違うのかな。

 「MRIの所見にも書いてないけどね。画像を診断する専門の先生が見ても、特に異常はないみたいだけど。」
 「でも、そう言われたので△側だけ切ってもらいたいんです。」
 「それは、でも、もし残した方に何か病変があったら、また切らないといけないよ。」
 「かまいません。自分で決めたことなので。自分で責任とります。」
 「でも、開けてみて△側が腫れていたら●側を残すっていうこと?」
 「いや、△側を残したいんです。」
 「術中に実際に見て、明らかにおかしかったら残すことはできないよ。」
 「それは仕方ないと思います。でも、どちらも見た感じが同じだったら●側を残して欲しいんです。」
 「カンファレンスで相談します。」
 「先生、入院したは、やっぱりダメでは困ります。」
 「どうしても、という希望があるということだったら、多分残せると思うけど・・・」

 ということで、何とか卵巣を片方残せることになりそうです。

 でも・・・
 どうして、他の医師にわかる病変を見つけてもらえなかったんだろう?もし、セカンドオピニオンに行っていなくて、「どちらか片方」というお願いの仕方をしていたら、もしかしたら「怪しい」方が残ったかもしれないということ。
 怖かったです。いろいろな意味で。
 医療機関によって、医師によって、こんなに見解が異なるということが。

 わたしの「手術を受ける」という決断そのものの根幹を揺るがすような一大事です。

 その後、いろいろなやりとりがあり、入院の予約をしてきました。

 驚いたのが、手術後は7〜8日くらいで退院することになるということ。
 「まだ傷口がふさがってなかったら?」と言っても
 「中の筋肉のところがくっついていれば、皮下脂肪の部分がぱくっと開いても大丈夫」
 とのこと。
 先生にすれば、たいしたことではないのでしょう。でも、初めて手術を受けるわたしたち患者にしては一大事です。
 手術が済んだら、とっとと帰れ、と言われているようで、何だか腹がたちました。

 「汁がでるときいたのですが。」
 「汁がでるのはいいこと。家で汁が出たら、シャワーで流したら大丈夫だから。」
 そんな。少しならともかく、わたしたちがどれだけの恐怖を抱えているのか、先生にはわからないのですか?一人一人の患者の気持ちをくみ取っていたら、医師は務まらないのかもしれません。でも、自分の、たった一つしかない大切な臓器を失い、しかも初めての手術を受けるわたしたち患者の気持ちを、少しは察してもらえないのですか?

 本当に失望するやりとりでした。
 これまでもっていた、のらくろ先生への信頼がガラガラと音をたてて崩れていくような気がしました。
  • 2012.01.18 Wednesday
  • 20:50

告知以降〜手術まで

手術前の最後の仕事日

 
 Mariaが大学を卒業したとき、バブルがはじけて世の中は不景気でした。
 希望した就職に就くことができず、残念ですが就職浪人してしまいました。幸い、父親はまだ現役だったので、Mariaが専門職を目指して勉強することを応援してくれました。三度目の正直で無事試験に合格、晴れて正規職員として希望していた仕事に就くことができました。
 就職に苦労したのは、太っていたからということもあると思います。

 就職してからは、苦しいこと、悲しいこともありましたが、仕事を続けてくることができました。
 途中で、少しお休みしたことはありましたが、そんなに大きな病気はしたことがなく、現在に至っています。

 数年前、もう一度勉強しなおそうと休職して大学院へ進学、無事に修了することもできました。そうして、スキルアップしながら専門職としてがんばってきました。
 今年度は、新しい事業を任されて、日々研究、勉強、実践とがんばってきたつもりです。

 そうしてがんばってきたのに・・・

 そして、今日が最後の出勤日。ここ何週間か、検査やセカンドオピニオン、外来で随分お休みをもらいました。そして、今日がとりあえず最後の出勤日。
 これから、約2ヶ月の病気休暇に入ります。仕事がおわったとき、上司や同僚から「これからは仕事のことは忘れて、ゆっくり療養してきてね。また待ってるから。」と声をかけてくれました。
 どんくさいMariaは、荷物を整理していてペットボトルの紅茶をがしゃーん、とたおして紅茶浸しにしてしまいました。でも、みんなが一緒に片付けてくれました。
 人の温かさが身にしみた一日でした。

 この病気になって、失うものはとても大きい。
 でも、病気になったことを気遣ってくれる同僚がいて、
 病気になったことを一緒に悲しんでくれる両親がいて、Mariaは実は幸せなのかも知れない、と思いました。

 手術はこわい。
 子宮は失いたくない。
 卵巣も片方とるのはいや。

 でも、もうどうしようもありません。せめて、前を向いて歩いていきたい、ちょっぴりだけどそう思えた一日でした。
  • 2012.01.20 Friday
  • 21:52

告知以降〜手術まで

手術前の最後の仕事日

 
 Mariaが大学を卒業したとき、バブルがはじけて世の中は不景気でした。
 希望した就職に就くことができず、残念ですが就職浪人してしまいました。幸い、父親はまだ現役だったので、Mariaが専門職を目指して勉強することを応援してくれました。三度目の正直で無事試験に合格、晴れて正規職員として希望していた仕事に就くことができました。
 就職に苦労したのは、太っていたからということもあると思います。

 就職してからは、苦しいこと、悲しいこともありましたが、仕事を続けてくることができました。
 途中で、少しお休みしたことはありましたが、そんなに大きな病気はしたことがなく、現在に至っています。

 数年前、もう一度勉強しなおそうと休職して大学院へ進学、無事に修了することもできました。そうして、スキルアップしながら専門職としてがんばってきました。
 今年度は、新しい事業を任されて、日々研究、勉強、実践とがんばってきたつもりです。

 そうしてがんばってきたのに・・・

 そして、今日が最後の出勤日。ここ何週間か、検査やセカンドオピニオン、外来で随分お休みをもらいました。そして、今日がとりあえず最後の出勤日。
 これから、約2ヶ月の病気休暇に入ります。仕事がおわったとき、上司や同僚から「これからは仕事のことは忘れて、ゆっくり療養してきてね。また待ってるから。」と声をかけてくれました。
 どんくさいMariaは、荷物を整理していてペットボトルの紅茶をがしゃーん、とたおして紅茶浸しにしてしまいました。でも、みんなが一緒に片付けてくれました。
 人の温かさが身にしみた一日でした。

 この病気になって、失うものはとても大きい。
 でも、病気になったことを気遣ってくれる同僚がいて、
 病気になったことを一緒に悲しんでくれる両親がいて、Mariaは実は幸せなのかも知れない、と思いました。

 手術はこわい。
 子宮は失いたくない。
 卵巣も片方とるのはいや。

 でも、もうどうしようもありません。せめて、前を向いて歩いていきたい、ちょっぴりだけどそう思えた一日でした。
  • 2012.01.20 Friday
  • 21:52

告知以降〜手術まで

子宮単純摘出術について

  主治医に、「子宮を摘出するとどうなりますか?」と聞いてみました。
 「・・・。」

 「生理は?」
 「こなくなります。」

 「日常生活では?」
 「特に困ることはありません。」

 「膣が短くなると、本に書いてありましたが。」
 「まあ、1〜2僂話擦なりますね。」

 「膣が短くなると、日常生活で困ることはありますか?」
 「特にないですよ。」
 「・・・。」

 「排尿とかに関係しませんか?」
 「それは大丈夫。まあ、性交には影響するかもしれませんけど。」
 「・・・。」

 主治医は男性。
 男性目線でみると、そんなものかもしれませんね。

 別に、性交のことを心配しているわけじゃないんですよ。
 本だってたくさん買って、読んでいます。だから、あまり身体的なダメージがないことは知っているんですよ。

 わたしがどうして、こんなに子宮を摘出することを拒んだか、やっぱり先生にはわからないかな。

 子宮を摘出して、一番打撃をうけるのは、わたしの心なのですよ、先生。
 そして、そのことは医学書には書いていないのです。

 先生が、そのことに気付かれるのは何年後のことでしょう。
 1年後?5年後?10年後?
 もしかしたら、一生気付かないかもしれませんね。
  • 2012.01.21 Saturday
  • 22:14

告知以降〜手術まで

(手術)入院前日

  いよいよ明日、入院します。

 今回の入院は手術のため、いろいろと準備が必要です。ものの準備はともかく、心の準備ができていない、というのが本音です。

 入院してしまったら「やっぱりやめます!」っていうのはなしですもの。
 昨日、歯医者を済ませて、今日は美容院にも行きました。しばらくはお手入れが楽なように、短く切ってもらいました。

 荷物を詰めてみてびっくり!
 Mariaには、荷造りのセンスがないようです。旅行用のトロリーケースだけでは入らず、さらに大型ボストン一つと手提げの計3つです。
 ひえ〜、と思いました。
 両親には、「引っ越すのか?」と言われました。

 でも、よくよく考えると、ホテルではないので、シャンプーから始まって、手洗い石けん、お食事セット、マグカップ、お茶を入れてもらう魔法瓶?タンブラー?みたいなやつ・・・とかなり必要です。
 パジャマだっているし、着替えだって。タオルにバスタオルも持って行かなければなりませんし。
 
 とどめに腹帯とかT字帯も。
 本だっているし、「時間をつぶす」ためのiPod、DS、記録用のデジカメなどなど。
 仕方なく、下着やパジャマは半分に減らして、翌日に持ってきてもらうことにしました。それでも、やっぱりかばん3つ。
 行きはともかく、帰りは・・・
 切腹後だから、きっと痛くてかばんは持てないですよね。

 家族に協力してもらって、いらなくなったものは少しずつ持って帰ってもらうようにします。

 手術後7〜8日くらいで退院と言われています。こわい。ちゃんとひっつくまで、病院で面倒みてほしい!そう思うMariaはわがままなのでしょうか。
 人生で、そんなに何度もない大きなできごと。
 お医者さんなど医療関係者は、そういうことも考えてほしいと思います。

 なお、院内スリッパは使い古した(約1年使用)クロッグスをもっていくことにしました。これなら帰りに捨ててこられるから。
 水虫うつったら嫌だから、100均で購入したマットももっていきます。これでお風呂場も安心!
 今日で、湯船につかれるのも最後。ゆっくりとお風呂に入りたいと思います。

 でも、逃げ出したい。
 入院してからでも、脱走しそうな気分です。
  • 2012.01.22 Sunday
  • 20:47

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